MSCI ACWIってなに?FTSEグローバル・オールキャップインデックスってなんなんだ?
ニュースなどでよく耳にする国内の株価指数として「日経平均」「TOPIX」、米国を対象としたものでは「ダウ平均」「ナスダック総合指数」「S&P500」というようなものがあるようです。
著名ブロガーさまおすすめ銘柄の全世界を投資対象とした「VT」
商品名は「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」
VTってのはティッカーと呼ばれる銘柄を表す記号のこと。
日本の証券コードのようなものでしょうか。
投信やETFに関する記事を読んでみると、たまに目にする「MSCI」とか「FTSE」とか・・・
投資初心者には複雑すぎて、簡単に読み解けるものではない。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
このような記事を読んでいると、比較として取り上げられる別の銘柄や指数などが出てきて、更に混乱してしまう。
そもそもVTってのは、
VTについて頭の中を整理してみると、
- バンガード社の海外ETF
- FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマーク(目標指数)とする
VTをベンチマークとした国内向けファンドでは、
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(追加型投信)
という商品を国内証券会社が販売している。
このインデックスファンドの構図がようやくわかってきたような気がする。
VTをすすめる理由はなぜなのか?
不確実性の高い投資の世界で、確実に奪われる信託報酬(手数料)が極めて低いから
このVTをベンチマークとした楽天・全世界株式インデックス・ファンドの実質コストが公表されたようなのですが、競合する他のファンドと比較して割高だというのです。
eMAXIS Slim全世界株(除く日本):0.2456%
野村つみたて外国株投信(除く日本):0.2508%
楽天VT:0.502%
「eMAXIS Slim全世界株」と「野村つみたて外国株投信」という銘柄はMSCI ACWIという指数をベンチマークとするもののようで、FTSEグローバル・オールキャップインデックスとMSCI ACWIのリターンに差異はないということらしいのです。
同じ成果が得られるのなら、コスト安の銘柄を選択するのが賢明
リターンに差がないのなら、運用コストの安い「eMAXIS Slim全世界株」または「野村つみたて外国株投信」の方が賢い選択なのではないかということは投資初心者でもわかること。
また、投資に対する考え方は人それぞれで、VTを絶賛される方がいれば、酷評する方もいるようで。
私は投資初心者なので、自分の強い考えを持って投資先を選択するというスキルは持ち合わせていないため、精通されている方々の意見を参考にポートフォリオを構築しようとしています。
VTがいいのか、S&P500がいいのか。
投資先は全世界か、それとも米国か。
初心者なりに解説記事を読み解いて、初心者なりに自分の投資先を選択してゆく。
こんな楽しみ方でも良いのではないでしょうか。
MSCI ACWI
MSCI ACWIインデックスは、MSCI指数の一つで、米国のMSCI Inc.が算出・公表する、世界の株式を対象とした株価指数をいいます(ACWIは、「All Country World Index」の略)。これは、世界の先進国(23カ国)と新興国(24カ国)の株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したもので、世界の株式の時価総額(浮動株調整後)の約85%をカバーしています。
www.ifinance.ne.jp
FTSEグローバル・オールキャップインデックス
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは、FTSE社(ロンドン証券取引所とフィナンシャルタイムズが共同設立)がが算出している、全世界の株式市場の動向を表す株価指数です。
対象国は、アメリカやヨーロッパ、日本などの先進国だけでなく、中国やインドなどの新興国を含む45カ国以上となっています。世界の有名グローバル企業から中小型株まで、約7,600銘柄から構成されている時価総額加重平均型の株価指数です。
money-laboratory-ryoma.net