投資信託を検討していると、
銘柄によっては「為替ヘッジあり」「為替ヘッジなし」という選択肢がある場合がある。
あまりよく理解もせず、中途半端な解釈をして見過ごしてしまうことがこれまでにもありました。
今日もマネックス証券さんの記事を見ていたら出てきたので、ちょっと調べてみました。
↓マネックス証券さんの記事はこちら
海外へ投資する場合は「為替変動リスク」がある
海外の株式や債券等に投資する際、通常はその国の通貨で投資することになります。
そのため、株式や債券の値動き以外に為替レートの動きが投資の結果に影響してきます。この為替によるパフォーマンスの影響を為替変動リスクと言います。
例えば海外の株式や債券に投資する投資信託の場合、株式や債券の価格が変わらなくても円高になれば基準価額にマイナスの影響を与え、円安になればプラスの影響を与えます。
為替変動リスクを回避するのが「為替ヘッジ」
為替ヘッジとは、為替変動の影響を抑える仕組みのことです。
為替ヘッジをすることにより、円高や円安の影響を抑えながら、海外の株式や債券に投資をすることができます。
「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」どっちを選ぶ?
為替変動リスクと為替ヘッジについてわかったこと
- 為替変動:円高になれば基準価額にマイナスの影響
- 為替変動:円安になれば基準価額にプラスの影響
- 為替ヘッジ:為替変動の影響を抑える仕組み
↓モーニングスターさんの記事でこんなのがありました
- 国内で設定・運用されているファンドの残高 →「為替ヘッジなし」が圧倒的に多い
- コロナショック後に進んだドル安・円高局面 →「為替ヘッジあり」の優位性が目立つ
- ドル円のヘッジコストは2019年頃に3%程度 → 現在では0.5%台に低下
- ヘッジコスト低下はユーロ円・カナダドル円・シンガポールドル円など様々な通貨間でも低下
- ドル円の為替レート:2015年以降、緩やかなドル安・円高が継続 → 為替ヘッジの対応が有効
- 例)グローバル・フィンテック株式ファンドのトータルリターン実績
為替ヘッジ | 過去1ヶ月 | 過去1年 |
---|---|---|
為替ヘッジあり | 7.33% | 85.49% |
為替ヘッジなし | 6.25% | 79.74% |
結論:どっちを選べばいい?
→ 今の経済情勢を鑑みると「為替ヘッジあり」に軍配あり
私が最近買い始めた「為替ヘッジあり」の銘柄紹介
将来のGAFA予備軍に投資するって感じで、ちょっと興味が湧きました。
- 米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジあり>
毎日100円からの積立買付もできます。
「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」があるのですが、
私は「為替ヘッジあり」を選んでいます。
あとがき
- その時々の状況判断で選択するのが上手に運用するコツ
- 投資は元本保証がないのでリスク管理は必須で重要
FX(外国為替証拠金取引)もやってますが、こちらは為替変動を利用して利益を得るもの。
投資信託では為替変動リスクを回避することで収益アップに繋げるわけで、投資のやり方によってはその影響もさまざまであると感じました。