WBSスミスの本棚にて放映
丸山 健二さん
1967年、23歳で小説「夏の流れ」が、芥川龍之介賞を受賞。小説家 三浦しをんさんおすすめの一冊
「水の家族」Amazonで「なか見検索」ができます。最初に「主人公の私」が死んでしまう。
1行の詩と、数行の文章で構成される特徴のある文体。
マクロからミクロへスムーズに視点の移動がある。
主人公の私は、雨粒や鳥の糞などに化けたあと、命や人間について考える。
死んだあとの精神の成長を描いた不思議な小説。
人間という生き物は、
光と闇とのあいだをクルクルと回る星の表面に何の意味もなく、
乱雑に打ち棄てられ、
(中略)
蛆のように湧いてしまった、そんな忌まわしい鬱々たる存在ではない。何でも意味と無意味で分類できるものではない
物の見方を示してくれた作品
(三浦しをんさん)
三浦しをんさんご本人の作品
「舟を編む」
- 2012年 本屋大賞 第1位
- 70万部突破のベストセラー
4月13日(土)全国ロードショー
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