k.144 Personal Note

パーソナルノート・ライフログ、気の向くまま書き綴っています。

【技能検定】平成27年度技能検定、シーケンス制御実技試験、私はこう解いて合格した!

「技能検定」「シーケンス制御」の情報を探している人はけっこう多い

技能検定シーケンス制御受験の記事をいくつか投稿しているが、これに関する情報検索のヒット率が当ブログの中でもトップとなっている。

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アクセス記録を確認すると関連情報を探している人はけっこう多い気がする。

二級合格体験をもとに、情報を探している人への手助けとなればと考え、私なりの解説をしてみたいと思う。

やはりネックとなるのが「実技試験」ではないだろうか。

昨年12月、受験直後に書き留めたメモが残っている。

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このメモは出題された課題のポイントを書き殴ったもの。

このメモに基づいて忘れないうちに作成したラダーがこちら。
www.dropbox.com

私の場合、全体を5ブロックで構成

  1. 手動処理
  2. 自動処理
  3. パレット番号表示処理
  4. 異常処理
  5. 出力処理


手動処理

【手動の動作条件】

  • SS0:手動
  • PB2:左行→左端停止
  • PB3:右行→右端停止

【ラダー】
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動作条件をそのままラダーに当てはめ、異常検出時に停止させる接点を追加する。

コンベアを動作させるリレーは直接駆動せず内部リレーで一旦受ける。これは手動と自動の制御を完全に分離させ、わかりやすくするために必要。

自動処理

自動の動きを作り込むのが一番大変かと思われるが、サイクル動作を体系的に区分けし、論理的な流れを組むことでわかりやすく構成することができる。

【自動の動作条件】

  • SS0:自動
  • PB2:パレット右端時サイクル起動→サイクル動作繰り返し
  • サイクル動作1:パレット左行→左端停止
  • サイクル動作2:1秒停止
  • サイクル動作3:パレット右行→右端停止
  • サイクル動作4:1秒停止
  • PB3:右端停止→サイクル動作終了

【ラダー】
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起動条件をそのままラダーに当てはめ、異常検出時に停止させる接点を追加する。
サイクル中(内部リレー:MR2000)をセットし、サイクル変数(DM0)に#1をセットする。
これでサイクル動作が起動する。

①コンベア左行動作

  • サイクル変数:DM0=#1
  • 左端までコンベア動作、リレー駆動は手動同様内部リレーで一旦受ける。
  • 左端検出→1秒間のタイマを起動(KEYENCE応用命令のオンディレイタイマを使用)
  • 1秒タイムアップ→サイクル変数:DM0+1

②コンベア右行動作

  • サイクル変数:DM0=#2
  • 右端までコンベア動作、リレー駆動は手動同様内部リレーで一旦受ける。
  • 右端検出→1秒間のタイマを起動(KEYENCE応用命令のオンディレイタイマを使用)
  • 1秒タイムアップ→サイクル変数:DM0+1

③サイクル終了チェック

  • サイクル変数:DM0=#3
  • サイクル終了でなければ→サイクル変数:DM0=#1
  • サイクル終了なら→サイクル中リセット、サイクル終了リセット

※サイクル終了条件オン→サイクル終了セット

※異常検出→サイクル中リセット、サイクル終了リセット

パレット番号表示処理

このブロックではデータ転送やBCD変換など、機種固有の命令を上手に活用して作り込む必要があると考えられるが、表示の仕方さえしっかりマスターしておけば問題なし。

【ラダー】
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  • サイクル中:コンベア左端到達→パレット番号読み込み、格納→BCD変換→表示器へ出力
  • サイクル中:コンベア左端外れ→パレット番号左3bitシフト→BCD変換→表示器へ出力
  • サイクル中以外:「0」を表示器へ出力


異常処理

【異常検出条件】

  • PB5を押す
  • サイクル動作中:SS0→手動へ切り換え

【異常検出中の動作】

  • コンベア停止
  • PL4点灯
  • コンベア動作、サイクル起動しない

【異常検出解除条件】

  • PB4を押す
  • PL4消灯

【ラダー】
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異常検出条件、異常検出中の動作、異常検出解除条件をそのままラダーに当てはめる。

出力処理

【PL2出力条件】

  • コンベア手動左行
  • コンベア手動右行
  • サイクル中

【RY1出力条件】

  • コンベア手動左行
  • コンベア自動左行

【RY2出力条件】

  • コンベア手動右行
  • コンベア自動右行

【ラダー】
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出力はメインとなる制御ブロックの中では直接制御せず、一旦内部リレーで受けるように作成する。
出力ブロックの中で各出力条件を並べ出力ポートをコントロールする。

構造は非常に簡単でわかりやすい。

あとがき

私は「なるべくシンプルにわかりやすく」をモットーにラダーを組むようにしている。

受験前の準備として当然検定盤は用意するのがベスト。
過去に出題された各課題のラダーを作り込み、検定盤を使ってしっかり検証しておく。検証済みのラダーを白紙の状態から作り込む作業を繰り返しやっておくことで、そのラダーを自分の物にする。

しっかり練習して準備万端で試験に臨もう!

この記事が、少しでも実技試験にチャレンジする人への手助けとなれば幸いです。